抄紙CFRP リブ成形の課題解決に貢献

 当社は、株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市 取締役社長 吉田 守孝、以下アイシン)と共同で抄紙CFRPの課題であった材料の流動性が悪く、先端に炭素繊維が充填されない“リブ成形” の課題解決に貢献しました。

 抄紙CFRP技術とは、さまざまな繊維や粒子の組み合わせにより高機能な抄紙体の設計や製造が行える技術です。曲げ成形においては課題はないが、リブ成形において、材料の流動性が悪く先端に炭素繊維が充填されないという課題がありました。

 

 当社保有の天然糖類は、樹脂への添加により流動性が向上する効果があることが分かっています。2024年のJapan Mobility Showより今回の用途に合った材料の開発及び選定をし、トライした結果、リブ成形においても先端まで炭素繊維が充填した成形体の開発に成功しました。今後はアイシンと共同で、部品化に向けて継続検討を進めてまいります。